ビル管理に転職するに当たってここが不安!
給料はどうなの?
何するの?
もう30なんだけど今からでも大丈夫?
人生かけて転職するんですから不安はありますよね?
この記事は、そんな不安に応える内容になっています。
あなたの転職プランに役立ててください!
- 転職先にビル管理を選んだ理由
- ビル管理が楽な理由を見誤らない
- ビル管理で求められるコミュニケーション能力
- 現場常駐員と本社設備員の違い
- ビル管理への転職理由第一位は疲れたから
- ビル管理へ定年退職後に転職する
- 一番知りたいビル管理の給料について
- 最後に
転職先にビル管理を選んだ理由
会社を辞める理由は人それぞれだと思います。
体力無いのに肉体労働する会社だった…
人間関係が悪かった…
給料が安かった…
休みが無かった…
仕事量が多すぎた…
私は業務の厳しさから会社を辞めて転職しましたが、
ビル管理を転職先にする人の動機はほとんど同じだと思います。
そもそも私は楽そうだからビル管理会社に転職しました。
当時、工事会社に勤務していた私は改修中のビルにお邪魔しました。
そこで、けたたましい警報音!
「おお~!これヤバいんじゃないの?」
そう思っていましたが、そのビルの常駐設備員が、
機器が故障したということで、業者に電話してから椅子に座ったのです。
ん?
んん?
この時、私の受けた印象は
「何この仕事?自分で直したりしないの?」
そう思いました。
そしたら一緒にいた先輩が
「いいよな、あの仕事。一日中あそこに座ってて、
なんかあったらそのメーカーに電話して終わりなんだぜ」
※まぁ、実際は違うんですけどね…(^-^;
…
……
「えぇー!何それー!」
「あの人何のためにいるんですか?いる意味ないじゃないですか?」
この時の印象が強く残っていたため、転職先をどこにしようか?
と悩んだ時に、直ぐにビル管理の会社を探しました。
ビル管理が楽な理由を見誤らない
ビル管は楽です。
「でもそれは業務量が少ない」からです。
「何もしなくていい」から楽なわけではありません。
だいたい仕事である以上、業務があるのは当然です。
もう1つビル管が楽だなと思った理由は、
「答えが用意されている」という点ですね。
ビル管に限らず、やることが分かっている仕事は難しくないですよね?
ただ、実践するのみ!
あとは時間との勝負です!
答えが無い、不確定要素が多い仕事の方がよっぽど大変です。
例えば、建物管理で機器が故障したらどうするか?
自分で直すか、メーカーに依頼するか、機器を更新するか?
こんなに解決策が用意されているんです。
悩む必要なんてない!
答えが用意されている仕事は簡単です。
ビル管理で求められるコミュニケーション能力
仕事をする上でどの会社に行ってもやることは同じです。
「覚える・聞く・調べる・報告、連絡する・考える」
これの繰り返しです。
あとはコミュニケーション能力と言われる不可解な能力…(^-^;
コミュニケーション能力って、
「リーダーシップを取れるかどうか?」
では無いですよね?
リーダーシップはまた別物です。
「率先して発言して場を盛り上げる」
こんなこと出来ないから、私ってコミュニケーション能力が無いんだ…
そうでは無いんです。
「朝出社したら挨拶する」とか
「失敗したら自分の非を認めて謝る」とか
そういう事だと思うんですよね!
まさに今まで学校で学んできたことです。
集団生活を学ぶ場が学校だと思っています。
勉強を教えるのであれば、塾の方がいい!
学校の教員は授業をするのとは別に、
たくさん業務がありますよね?非常に大変で忙しい仕事です(^-^;
対して塾講師は勉強だけを教える。
この違いは大きいです。全神経を一点に集中できますからね。
学校では人の気持ちを考えたり空気を読む力を身に付けたり、協調性を学ぶ。
これさえ出来てればコミュニケーション能力はある、
と言っていいんでは無いでしょうか?
現場常駐員と本社設備員の違い
現場常駐員と本社勤務は全然違います。
現場常駐員の業務は以前の記事でご紹介しました。
本社勤務の設備員の業務について
本社勤務と言っても、毎日会社にいるわけではありません。
毎日、違う現場(建物)へ向かいます。
そこで、エアコンの点検とかをしているわけですね!
イメージとしては、「ただの点検作業員ではない」という感じです。
営業担当が点検日の調整を行う。
その調整日に点検作業員が現地に行って点検する。
後日、報告書や請求書を郵送する。
こういう点検作業員の立ち位置ではないという事です。
点検日の調整・連絡、業者への連絡、点検業務、報告書の作成提出、
修繕提案、常駐設備員の管理…
これが本社設備員の業務になります。
私は常駐設備員のつもりで転職活動をしていましたが、
結局は本社設備員になっていました。
体が動く内は、出来ることをやった方がいいですね。
あと、毎日同じところに行って、同じ作業をするのは飽きてしまいます。
…仕事なんですけどね(-_-;)
ビル管理への転職理由第一位は疲れたから
25~35歳でビル管理へ転職する人は疲れています(笑)
入ってきた人に
「なんで転職したの?」
ってよく聞くんですよ。
だいたい答えはこうですね…
「ビル管理って安定してると思ったんで…」
「新しいことにチャレンジしようと思ったんで…」
「手に職をつけたくて…」
この3つの内のどれかです。
いやいや、面接の回答例じゃん!(笑)
履歴書見れば分かりますよ!どんな境遇だったか、ある程度は…
で、しばらくたってからまた同じ質問をするんですよ。
「なんで転職したの?」
「ぶっちゃけ疲れましたね」
「会社が嫌になっちゃって…」
今度はこういう回答になります。
そりゃ入社してすぐ言えないのは分かりますけどね、
こっちは疲れた理由で転職した先輩だから、
最初から分かってるよ!
ビル管理へ定年退職後に転職する
長年勤務した会社を定年退職することになり、
ビル管へ転職する人はたくさんいます。
退職後専門学校に通い、資格を取って現場常駐員になる人が多い…
現場常駐員は、検針や空調運転管理、点検業者手配などが主な業務になるので、
それほど体力に自信が無い方でも十分に出来ます。
脚立に上って電球を変えたりする作業はありますが、
LED化が進んでいるのでその業務自体が少なくなっています。
私が定年退職されて現場常駐員に転職する方へ求めるものは、
専門性のある知識です。
異業種からビル管理へ転職される方も多くいますが、
その道に30年勤務していたのであれば、その分野において誰も勝てません。
例えば、放送機器メーカーに勤めていたなら電波法とかにも詳しいですよね?
広い知識が求められるビル管理ですが、深い知識は貴重です。
建物全体を見るのであれば、広く浅い知識が必要な部分は自分で管理し、
専門性のある知識を借りたいと思っています。
そうすれば、メーカーに頼らないで不具合に対応できる可能性も広がります。
(メーカーに対応を依頼すると即日はどうしても難しくなります…)
ぜひ、長年の経験で培った知識を貸していただきたい…
一番知りたいビル管理の給料について
ビル管理の給料は低いです!
どこの会社もそうですが、最初は低いです!
私は転職して年収200万は下がりました…(^-^;
でもその分、時間は出来ました。
やはり時間はお金で買うものでしょうか?(-_-;)
常駐設備員の給料について
自社ビルの常駐設備員になると別の話ですが、
基本的に入札案件なので給料は固定です。
なので常駐設備員の給料は上がらない印象を受けます。
もちろん能力によって上がることもありますが…
そのまま据え置きという印象です。
だいたい年収300万くらいだと思います。
定年後の転職先としては十分な金額と言えるでしょう!
本社設備員の給料について
本社設備員になれば、能力に応じて給料は上がっていきます。
資格を取れば手当てが出る会社もありますし、
多くの建物の点検業務を任されるようになれば、
それに応じで給料は上がっていきます。
さらにそれをまとめる立場、そしてさらに全体をまとめる立場になれば、
給料は上がっていきます。
最後に
ビル管理に転職すれば確実に自分の時間は出来ます。
そして、仕事ではなく自分のスキルアップのために時間を使えば、
給料も上がっていきます。
事実私は元の年収に戻りつつあります…。
この業界に一度足を踏み入れたことで、
定年退職したとしても仕事が無くなることはないと思っています。
安定した将来設計が出来ます。
それも自分の時間ができたこその結果ですので、
ビル管業界には感謝しています。