夏場になるとエアコンは必須ですよね?
ドライ機能を使っていますか?
そんな機能は無駄です!
今すぐ止めましょう!
ビル管理の仕事をしていて、
なんでこんな無駄な機能を家庭用エアコンに付けるのだろうと、
常に疑問に思っています。
どんなに考えても無駄以外の答えは出てこないですね。
エアコンのドライ運転は電気の無駄遣い
除湿をしたいのなら冷房で十分です。
ドライ運転は空気を冷房して暖房しています。
ドライ運転を止めて電気代を節約しましょう!
エアコンのドライ運転って何?
ドライは除湿ですね!
そこは皆さんご存じかと思います。
でもどうやって除湿をしているかご存じですか?
…
知らない!そうですよね(^-^;
ではどういう時に除湿をしたくなるかを考えてみましょう!
それは湿度が高くてジメジメしている時ですよね!
湿度か高いとは、どういうことなのでしょう?
それは空気中に含まれる水分量が多いということなのです。
湿度が高い=空気中に含まれる水分量が多い
除湿するには、この水分量を取ってあげればいいのです。
これをしているのがドライ運転という事になります。
ドライ運転はどうやって除湿しているの?
次は「どうやって空気中の水分を取るか?」ですが、
これは空気を冷やして水分を取っています。
このブログでも何度か触れていますが、
空気はその温度によって含有できる水分量が決まっています。
それは温度が高ければ多く、低ければ小さくなります。
温度が高い=飽和水分量が多い(空気中に含める水分が多い)
温度が低い=飽和水分量が少ない(空気中に含める水分が少ない)
空気を冷やしてやれば、
空気中にいられなくなった水分は水滴として姿を表します。
いわゆる結露という現象です。
これで除湿されているわけですね!
ドライと冷房の違いは?
ここまで聞いて気付いた方もいると思いますが、
これって冷房と同じだよね?
と言うことなんです。
ではエアコンには、なぜドライと冷房の2つの運転機能がついているのか?
冷やして除湿するんじゃ、冷房と一緒じゃん!
そう思うのは普通の考えですね。
実はドライにはもうひとつの工程があるんです!
本来湿度だけを下げる目的でドライ運転はあります!
なのでドライ運転の時は、室温を下げないように運転するんですね!
どういうことかというと、
エアコンに吸い込まれた空気を冷やして吹き出すのが冷房です。
ドライは吸い込んで冷やし除湿した空気を室温が下がらないように、
もう一度温めて吹き出しているんです。
何とも効率の悪い運転ですよねf(^_^;
冷房=室内の空気を冷やす
ドライ=室内の空気を冷やして水分を取った後、再度空気を温める
ドライ運転は電気代の無駄です
冷えた空気をまた温めるなんて…
こんな機能、家庭で使いますか?
冷房するだけで除湿できるのに、ドライにする必要がありますか?
しかも温める分だけ電気代がかかるのに...
信じられませんよ!
ドライがいかに無駄であるかが、分かったと思います。
冷房、暖房よりドライが1番電気代がかかります。
冷やした空気を温めているのだから、当然と言えば当然です。
冷房だけで快適な空間を作れるのに、ドライなんてする必要は無いですよ!
湿度は元に戻りやすい
湿度というのは、温度よりも変動が激しいです。
ドアや窓を開けただけで、すぐに変わってしまいます。
密閉空間での湿度調整は重要で意味がありますが、
人の出入りが激しい場所では、全くと言っていいほど意味がありません。
家での生活を思い出してください。
トイレに行ったり、自分の部屋に行ったりとずっと同じところにいますか?
ましてや一人では無く複数で暮らしている場合は、
人の移動も頻繁にあると思います。
この度に湿度は大きく変動していますよ!
その度にわざわざ空気を冷やして温めるのは、
非効率的以外言うことがありませんね!
無駄にお金を払っていることになります。
ドライは今すぐ止めましょう!
自宅にモナリザは無い
建物の中には、温度・湿度を一定にしなければならない部屋があります。
それは、美術品を保管している場所です。
何十年も何百年もそのままの姿を残し、歴史を見せてくれる貴重品です。
決して食事をしたり、寝たりする場所ではありません!
自宅にそんな場所ありますか?
にもかかわらず、家庭用エアコンについているドライ運転機能…
私に言わせれば、
電気代を払わせるブービートラップにしか思えないですね(-_-;)
エアコンのドライ運転不要のまとめ
ドライ運転をしなくても冷房で除湿が出来ます。
冷房するという事は、空気を冷やすと同時に除湿もしている。
ドライ運転をすると電気代がかかる。
除湿した湿度はドアを開けるとすぐに元に戻る。
これだけ知っていれば、もう今日からドライ運転はしないですね!