エアコン洗浄で火災が発生しているというニュースを目にしました。
原因は、吹きかけた液体洗浄が電源部にも及びショートして、
発火すると言うものです。
このような事故が起こらないように、
電気に関することを記事にします。
エアコン洗浄火災で注意するのは2つだけ
エアコン洗浄で火災を起こさないように、注意するのは2つだけです。
電源を落として作業することと、
充電部に洗浄剤がかからないようにすることです。
電源を落とすという事は、運転を停止することでは無くて、
コンセントを抜くという事です。
運転を停止していても、電気は通電していますからね。
怖い電気火災
家庭で起こる電気火災でよく聞くのは、
コンセントの通電部分…金属の部分ですね、そこに、
「埃が蓄積し、徐々に炭化していき通電し、最終的にショートして発火する」
というものですが、今回のエアコンの火災も原理は同じです。
通電部分が洗浄した時に濡れており、
気付かずに電源を入れ、ショートして発火する。
電気は、ショート以外でも発火します。
ケーブル自体にも許容電流と言うものがあり、それを長時間超えると発火します。
電線には抵抗があるのはご存じですか?
種類や断面積によって抵抗は変わってきます。
km単位で抵抗が表されており、ここに電流が流れると熱が発生します。
電流の2乗に比例するので、許容電流値はとても重要な値と言えます。
許容電流値は、発火温度に電線が耐えられる電流値として、
覚えておくといいと思います。
電気は目に見えないので、想像しにくいんです。
通電している限り、発火の可能性はあると認識しておいた方が良いですね。
電気火災の保護装置
ショートすると過電流が流れるわけですが、
それを防止しているのが、ブレーカーという訳です。
ブレーカーは、過電流を検知すると瞬時に回路を遮断します。
瞬時に遮断すれば、発火に至る前に回路を遮断することが出来ます。
ブレーカーは人を感電から守るだけでは無く、
機器やケーブルも守っているんです。
ここで注意点ですが、
ショートで火花が散った場合、それが他の部分に燃え移ってしまうと、
いくらブレーカーで遮断していても、火災を防ぐことが出来ません。
コンセント火災はいい例ですね。
周りのカーテンに火花が飛んで、燃え移ると防ぎようが無いですからね。
通電周りは、埃が積もらないようにすることをお勧めします。
簡単なエアコン洗浄方法
以前に書いた記事です。
電源を抜いて清掃する事と、
銀色のフィン部分以外には洗浄剤を吹きかけない事に 、
注意して清掃してください。
洗浄剤はスーパーでも普通に置いてあるので、
使用方法さえ守っていれば問題無いと思います。
まとめ
きちんとした知識を身に付ければ、エアコン洗浄は出来ます。
電源を切って、尚且つ基板や電線には洗浄液をかけない!
これだけ守っていれば、火災になる事はありませんよ。