加湿器欲しいけど電気代ってどれくらいかかるの?
あんまり高くなるのは嫌だなぁ…
スチーム式加湿器の電気代はいくらなの?
こんな悩みを持っている人向けの記事です。
各加湿方式の電気代を比較しているので、
1月の電気代の目安が分かりますよ。
全てが高水準のスチーム式加湿器
ダントツで電気代が高いスチーム式加湿器。
一番電気代が安い加湿方式と比べると、39倍も違いました。
加湿能力も高い!
お手入れもしやすい!
電気代も高い!
全ての分野で高水準となりました。
スチーム式加湿器とは
スチーム = 蒸気
スチーム式とは蒸気式という事です。
蒸気を空気中に吹出すことにより加湿する方式です。
蒸気は水分が気体になった状態なので、
たくさん水分量を含んでいます。
そして空気中に水分を含めやすい状態でもあります。
これが他の加湿方式より、
圧倒的に加湿能力が高い秘密です。
スチーム式加湿器の消費電力
加湿器の電気代の目安は、
- 10畳用で、1日117円。1月で3,510円
- 13畳用で、1日144円。1月で4,440円
ここから先は計算を根拠を書いているだけなので、
読まなくてもOK!
「スチーム式加湿器は電気代が高い」
ちょっと加湿器を調べると、
スチーム式加湿器は電気代が高そうだな…
と思ってしまいます。
スチーム式は加熱保温するので、消費電力が高くなります。
では実際どのくらいの電気代がかかるのでしょうか?
象印マホービンの消費電力で計算してみましょう。
10畳用加湿器の消費電力
まず10畳用の加湿時消費電力ですが、305W。
湯沸かし時の消費電力は、985Wです。
加湿時消費電力とは、通常の運転状態での消費電力です。
湯沸かし時とは、お湯を100℃まで沸騰させる時のことです。
この機器は連続で6時間運転可能なので、
6時間で水が無くなる計算で行きます。
湯沸かし時とはどういう時の事かを考えると、
- 水を補給した時
- スイッチを押した時
と考えればいいので、
24時間/6時間で1日で4回、湯沸かし時間は30分と仮定します。
だいたい電気ポットでも30分もあればお湯が沸くから…
4[回] × 0.5[時間] × 985[W] = 1.97[kWh]
残りの時間の消費電力は、
22[時間] × 305[W] = 6.71[kWh]
一日の消費電力は、1.97 + 6.71 = 8.68[kWh]
1kWh=27円で計算すると、
8.68[kWh] × 27[円] = 234[円/1日]
一ヶ月を30日と考えると
234[円/1日] × 30[日] = 7,020[円/月]
うげっ!高ッ!
でもこれ24時間運転ですからね。
24時間連続運転なんてほぼないでしょ。
1日で家にいる時間ってどのくらいですか?
半日くらい?
半日だと、1日の場合の半額です。
3,510[円/月]
おっ、なんかいい感じになった。
13畳用の加湿時消費電力
計算方法は、10畳用と同じです。
13畳用加湿器の通常運転時の消費電力は、410W。
半日連続運転で計算します。
これで10畳用と同様に計算していくと、
湯沸かし時の消費電力は、
2[回] × 0.5[時間] × 985[W] = 0.985[kWh]
通常運転時の消費電力は、
11[時間] × 410[W] = 4.51[kWh]
一日の消費電力は、0.985 + 4.51 = 5.495[kWh]
1kWh=27円で電気代を計算すると、
5.495[kWh] × 27[円] ≒ 148[円/1日]
一ヶ月を30日と考えると
148[円/1日] × 30[日] = 4,440[円/月]
他の加湿方式の電気代は?
他の加湿方式の電気代はいくらになるのでしょうか?
これが分からないと比較できないので計算します。
他の加湿方式では、湯沸かしという概念が無いので、
計算は簡単ですね。
気化式の電気代
気化式の電気代の目安は、
- 10畳用で、1日3円。1月で90円
- 13畳用で、1日4.5円。1月で135円
10畳用の消費電力は、9W。
12[時間] × 9[W] = 0.108[kWh]
1kWh=27円で電気代を計算すると、
0.108[kWh] × 27[円] ≒ 3[円/1日]
一ヶ月を30日と考えると
3[円/1日] × 30[日] = 90[円/月]
13畳用の消費電力は、14W。
12[時間] × 14[W] = 0.168[kWh]
1kWh=27円で電気代を計算すると、
0.168[kWh] × 27[円] ≒ 4.5[円/1日]
一ヶ月を30日と考えると
4.5[円/1日] × 30[日] = 135[円/月]
超音波式の電気代
超音波式の電気代の目安は、
- 10畳用で、1日9.7円。1月で291円
- 13畳用で、1日19.4円。1月で582円
10畳用の消費電力は、30W。
12[時間] × 30[W] = 0.36[kWh]
1kWh=27円で電気代を計算すると、
0.36[kWh] × 27[円] ≒ 9.7[円/1日]
一ヶ月を30日と考えると
9.7[円/1日] × 30[日] = 291[円/月]
13畳用の消費電力は、60W。
12[時間] × 60[W] = 0.72[kWh]
1kWh=27円で電気代を計算すると、
0.72[kWh] × 27[円] ≒ 19.4[円/1日]
一ヶ月を30日と考えると
19.4[円/1日] × 30[日] = 582[円/月]
ハイブリッド式の電気代
ハイブリッド式の電気代の目安は、
- 10畳用で、1日9.7円。1月で291円
- 13畳用で、1日19.4円。1月で582円
10畳用の消費電力は、161W。
12[時間] × 161[W] = 1.932[kWh]
1kWh=27円で電気代を計算すると、
1.932[kWh] × 27[円] ≒ 52.2[円/1日]
一ヶ月を30日と考えると
52.2[円/1日] × 30[日] = 1566[円/月]
13畳用の消費電力は、280W。
12[時間] × 280[W] = 3.36[kWh]
1kWh=27円で電気代を計算すると、
3.36[kWh] × 27[円] ≒ 90.7[円/1日]
一ヶ月を30日と考えると
90.7[円/1日] × 30[日] = 2721[円/月]
※ここで紹介した消費電力は、
メーカーによって異なりますので、
購入の際はそのものの消費電力を確認することをお勧めします。
加湿能力と電気代の関係
スチーム式、気化式、超音波式、ハイブリッド式の
加湿方式を加湿能力が高い順番で並べると、
- スチーム式
- ハイブリッド式
- 超音波式
- 気化式
となります。
電気代が高い順番に並べると、
- スチーム式
- ハイブリッド式
- 超音波式
- 気化式
同じです。
加湿能力が高い = 電気代が高い
という事が分かりました。
加湿器を選ぶ松竹梅
ウナギやカツ丼である商品ランク、「松竹梅」
この中で最も注文されるのは、「竹」です。
言い換えれば、真ん中の商品という事ですね。
スチーム式加湿器は蒸気で空気中に水分を含ませるので、
加湿能力が非常に高い加湿方式です。
だけど電気代が高い。
気化式加湿器は水を染み込ませた布に、
風を拭いて加湿する方式です。
加湿能力が高いとは言えませんね。
だけど電気代が低い。
こう考えると、
買うのはハイブリッド式か超音波式かな?
いやいや、ちょっと待ってください!
大事なのは加湿できるかどうかです。
消費電力がどうのと言っている場合ではありません。
電力をケチって、加湿スピードが遅いのでは話になりません。
朝スイッチをつけて、出かける頃にようやく、
湿度が50%に達するようではほぼ意味無いですよ!
部屋に潤いを与えたいのであれば、
「松」しかないですよ。
加湿器の選び方はこちらから
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スチーム式加湿器の電気代まとめ
スチーム式加湿器の電気代の目安は、
- 10畳用で、1日117円。1月で3,510円
- 13畳用で、1日144円。1月で4,440円
加湿方式別で電気代が高い順番は、
- スチーム式
- ハイブリッド式
- 超音波式
- 気化式
スチーム式は堂々の第一位です!
これは加湿能力が高い表れですからね。
良い物は高い!そういうことです。
実際に買って使っている加湿器のレビューはこちら
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