水回りの掃除をする時によく目にする
これどっちが良いの?
今回もビル管理士の私が、
水回り代表?の加湿器の掃除の仕方を説明するとともに、
加湿器の内部清掃をする時に
徹底比較します。
加湿器清掃にはクエン酸
冒頭で徹底比較と言いましたが、答えはもう出てます。
比較するまでも無いんですよ。
加湿器の内部清掃には、クエン酸です。
でも重曹も活躍しますよ。
加湿器掃除の頻度
基本的に加湿器の水は毎日変えましょう。
加湿器を使っていれば、1日に1回は給水しますよね?
そのタイミングで掃除もしちゃうと手間がかかりませんよ。
言ってしまえば、毎日中性洗剤で洗っていれば、
クエン酸すら必要ありません。
あくまで、
残っている水垢を取るのにクエン酸が必要になるので、
水垢が蓄積する前に洗い流せば、きれいになります。
水は毎日変える!では本格清掃は?
水垢が見えてきたらクエン酸で掃除する
これでOKです。
✅水は毎日変える。水垢が溜まったらクエン酸で掃除
クエン酸と重曹
まず汚れを落とすためには、中和です。
中和とは
です。
性質が反対ですね。
この2つは、
性質が違う汚れを落とすのに適している
ということが分かりますね。
掃除の基本で
加湿器に残る汚れ
水分を空気中に溶け込ませるのが加湿器の性能です。
超音波式は超音波振動により水分を空気中に含ませる物。
蒸気式や気化式は、水を蒸発させて加湿しています。
蒸発する時に水の成分全てが蒸発しているわけがありません。
蒸発したら何が残る?
カルシウムやナトリウムなどのミネラル分が残ります。
これらが水垢やカルキと呼ばれるものです。
加湿すればするだけどんどん蓄積していくので、
定期的に掃除が必要になります。
✅加湿器の汚れは水垢
水垢落としにクエン酸
水垢の成分はアルカリ性です。
なので酸性の物が適しているという事になります。
酸性はクエン酸ですね。
クエン酸は、水垢落としには最適の物質と言えます。
クエン酸での清掃の仕方
このクエン酸の使い方ですが、
基本的に浸け置きです。
お湯にクエン酸を溶かして、
水垢が付いている部分を浸しましょう。
約30分くらい浸け置きします。
そうすると汚れが柔らかくなるので、
擦れば落ちます。
✅水垢落としにはクエン酸
クエン酸で中和できない水垢に重曹
重曹は洗剤垢を落とします。
そして重曹には、
脱臭剤と研磨剤としての性能があります。
クエン酸で中和しきれない頑固な水垢やカルキは、
研磨剤である重曹でこすり落としましょう!
- 毎日の掃除で使っている洗剤垢を落とせる
- クエン酸で柔らかくなった水垢を落とせる
- 脱臭剤効果で嫌な臭いからサヨナラ
重曹で仕上げることによって、
こんな効果も期待できますね。
加湿器の清掃の仕方をおさらい
ここまでの清掃の仕方をおさらいしましょう!
脱臭効果の重曹で、気になるニオイとオサラバです。
最強のコンビネーションですね。
加湿器を掃除しないことの弊害
スチーム式や加熱式は熱により雑菌を死滅させることが出来ますが、
超音波式は水をそのまま噴霧するため、雑菌も一緒に噴霧されます。
カビも一緒に撒き散らすことになるので、
アレルギー反応が出たり、
インフルエンザウィルスもそのまま撒き散らすことになります。
超音波式は特に清掃が必要な加湿器と言えます。
加熱式では蓄積した汚れが過熱し、
機器の故障にも繋がります。
掃除をしないと、
✅超音波式は、雑菌を撒き散らす
✅加熱式は機器の故障に繋がる
掃除しなくていい加湿器
掃除の仕方は分かったけど、やっぱり掃除したくない。
掃除をしなくていい加湿器は無いの?
…
……
ありません。
加湿器はどう頑張っても掃除が必要なんです。
加湿方式によっては内部が複雑なため、
掃除をする前の分解が大変という機種もあります。
ですが、その中でも掃除のしやすい機種もあります。
掃除が簡単な加湿器はこちらから↓↓
加湿器の掃除まとめ
✅水は毎日変える。水垢が溜まったらクエン酸で掃除
✅加湿器の汚れは水垢
✅水垢落としにはクエン酸
掃除をしないと、
✅超音波式は、雑菌を撒き散らす
✅加熱式は機器の故障に繋がる
健康でいるためには加湿は必要な事です。
インフルエンザウィルスには特に湿度を高くすることは、
予防に繋がります。
前項であるように掃除が簡単な加湿器もあるので、
自分のためにも加湿器はきれいにしておきましょう。