休校に伴い、学校からデジタル授業の動画配信の連絡が来ました。
でもこれ、いつ見せたらいいの?
子供が自分で見ると思う?
親がテレワーク中に見せるとしたら、親の仕事はどうなるの?
そんなことしてたら、仕事なんて出来ないよ!
私が思った事はこんなとこです。
とは言え、これから先の時代を考えると、
こういう授業の形態もアリかなと、思う気持ちもあります。
そこで、デジタル授業に対して感じたメリット・デメリットを紹介します。
デジタル授業が始まると、一気に学校の有難みが分かる
子供に勉強を教えるのは、難しいです。
授業の段取りを全て親がやるのも、子供の成長の妨げになりますし、
段取った通りに子供が進めていくとは限りません。
そこには、ちょうどいい距離間の監視が必要になります。
それが出来るのが学校という場です。
デジタル授業の不安
冒頭でも書きましたが、共働きでテレワークの場合、
「いったい誰が子供達に勉強を教えるのか?」
と思わざるを得ません。
言っても聞かない、小学校低学年には自分で操作して、
動画を再生することもできません。
次はこの勉強をしようね!次はこれね!
それ終わったら次はこれ…
こんなことをしていたんでは、親のするべきことが進みません。
そしてそれは、子供が多くなるにつれ、大変さが増していきます。
これがずっと続いて行くようだと、仕事が出来ない分収入は減り、
じり貧になって行くのは、目に見えています。
環境への不安もあります。
各家庭にパソコンが1台、通信回線が1本用意されている保証はありません!
学校のパソコン室は解放されていますが、
そこに連れて行くのは親です。
そんな時間があるなら、
自分で勉強を教えた方が得策では?と思ってしまいます。
以前にも記事にしましたが、子供を見ながらテレワークするなんて無理です。
ましてや勉強を教えながらなんて、さらに無理です!
毎日学校へ通って勉強するというスタイルは、
現代社会において、素晴らしいシステムであることを痛感しました。
デジタル授業のメリットは何?
学校から配信されている授業動画を見せると、
めちゃめちゃ真剣に見てます。
もしかしたら学校で授業をするよりも真面目に聞いてる気がします。
参観日とか見に行きましたけど、真剣さが足りなさすぎます。
デジタル授業は違う... 食い入るように見ています。
動画をただ見てるだけで聞いてないかもしれませんが…(-_-;)
一人で動画を見ることによって、教師が集団ではなく、
自分にだけ教えてくれている錯覚に、陥るのでは無いでしょうか?
個人レッスン感覚を味わえるのです。
これからは間違いなくデジタルの時代!
プログラミングの授業が義務教育に入ってくるほどです。
小さい頃から、IOTやICTに触れておくことはすごく重要であると感じます。
デジタル授業のデメリットは何?
先生がいないので、分からない所があっても聞けない。
これは恐らく学校で授業をしていても、同じような気がします(笑)
そこまで真剣に勉強してないでしょう。(私の勝手なイメージですが…)
一緒に同じ教室で、複数人が授業を受けているわけではないので、
「あいつすごいな!勉強できるな!」的な友達からの刺激がない。
勉強が出来なくても周りからバカにされることは無いので、
「俺ヤバいな…」という感情にならない…
授業時間と言うハッキリとした境目がないため、メリハリが無くなる。
兄弟がいる場合、パソコンやスマホが1台しかない時は、
一人ずつしか視聴できない。
複数台で違う動画を見る場合は、音が漏れて気になる。
考えるとたくさん出てきますね、
ひとつひとつ対処法はあると思いますが、それは今後の課題ですね。
学校の在り方は?
学校は不特定多数とのふれあいの場であり、
世の中には、いろんな人がいることを知る場です。
学校はタダで基礎を教えてくれる、
とっても便利な福祉施設と言う認識を持っています。
義務教育ですからね、人としての基礎を教えていただかないと...
1億総活躍時代を謳うのならば、教育に関しては学校に頼らざるを得ません。
もちろん教育を丸投げする意思はありません。
自分の子供は自分で育てるのは当然のことです。
体育や音楽を含め勉強全般は、
塾や習い事にいった方が向上するのではないでしょうか?
塾講師は勉強を教えることのプロですからね。
対して教師の役割は、勉強の他にもあります。
学校で一番大切なのは、道徳心や集団行動を学ぶことです。
これが身に付かなければ、社会で生きていけません。
- 組織の中で生きていく
- 友達と遊ぶ楽しさを覚える
- みんなで共通の目的のためにがんばる
- 何をしたら喜ばれて、何をされたら嫌な気持ちになるか
こういった事を教えるのも教師の役割と考えます。
学校は、それを学べる絶好の場所ですからね。
在宅授業が終わった後は?
やはり学校は重要な場所。
デジタル授業ではなく、タブレットを用いた授業にするとどうか?
一番の恩恵は、教科書の忘れ物が無くなります!
教科書のデータを入れておけば、持ち物はタブレットとノートと筆記用具…
まだまだいろいろありますが、教科書が無くなるだけで、
子供への負担はかなり軽くなります。
毎日重たい教科書を持って登校しなくてもいいのです。
これは絶対活用すべき手段だと思います。
小学生の荷物の重さに関する記事はこちら!
教科書を準備する必要が無くなるだけで、
他の持ち物は用意しなくてはならないので、
「授業に応じて必要な物を準備するということが、出来なくなるのではないか?」
という心配は無くなります。
すでに導入している学校もありますが、
タブレットの導入は全国的に広めて欲しい ですね!
まとめ
今回出たデジタル授業に対する課題を、
クリアしてより良い教育のなればいいですね。
デジタル授業をすることによって、学力格差が出るのは目に見えています。
しかし、いつでも授業を受けられるというメリットもあります。
そして学力自体は、本人の学習意欲でいくらでも取り戻せます。
休校で本当に痛手を受けているのは、
子供の心の成長の方では無いでしょうか?