「就職するならホワイト企業にするべきだ!」
「人間扱いされない企業でなんて働けない!」
「楽で高い給料の企業に就職しよう!」
「さぁこれから就活だ!」って時は、上記のような考えで行動しますよね?
そりゃそうでしょ!わざわざ苦労したい人なんていませんからね。
ところがなかなか就職先が決まらないと、そうも言っていられないんですよ!
特に回りの皆が就職先が決まってくるとね…
とにかく内定が欲しいって思っちゃうんです(^-^;
今回の記事は、特に新卒者に読んでもらいたい記事となっています。
ブラック企業の定義とは?
分かっているようで、分かっていないブラック企業。
どういう企業を言うのか、調べてみました…
下記は厚生労働省のホームページにあった
「ブラック企業とは?」の問いに対する答えです。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体の
コンプライアンス意識が低い、
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、
などと言われています。
下記は、ウィキペディアで「ブラック企業」を検索した結果です。
一部()書きを削除しています。
最近になって意味が変わり、
「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業」を指す。
「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」との指摘もある
二つを比べると、微妙に違いますよね?
厚生労働省は対象を特定していないのに対して、
ウィキペディアは「若者」に限定している…
若者に限らずこういう状況はあると思います。
「若者」と書いてあるのは、
離職に追い込んで残っていないからじゃないですか?(^-^;
新人にノルマを課す会社は論外
個人個人にノルマがあるのは当然ですが、
それぞれの環境やテリトリーがあるので、公平とは言えないと思います。
会社全体で目標を達成するのが、本来の形です。
個人にノルマを課すのであれば、
3年目以降の仕事に慣れてきた時に、課すのがいいかと思います。
数字を見える化してれば、ノルマを達成していない人も危機感を覚えるはず...
ノルマというのは個人行動で無い限り、部署やチームに課すものだと思います。
入ってすぐの新人にノルマを課すほど、残酷で愚かな行為はないですよ!
お金を稼ぐ大変さを学ぶ
自分にはどれくらいのお金が会社から支払われているか、ご存じですか?
私はいまいち分かっていませんf(^_^;
…自分が思っているよりも、会社が負担している程度に把握しています。
基本的に働くということは、お金を稼ぐということです。
一番分かりやすいのは物販ですよね?
例えばパン屋さんなら、パンの材料費、パンを焼く光熱費、販売員の給料、
テナント料や機器代を考慮してパンの価格が決まるわけですが、
もちろんこれらの諸経費よりパンの価格が高くないと、
たちまち店はつぶれてしまいますf(^_^;
このように働くからには、利益を出さなくてはならないのです。
それが労働者の義務と言えるでしょう!
その義務を守れないのであれば、
クビを言い渡されたところで、何も文句は言えないんです。
会社は、決してただ給料を支払っているわけでは無いんです。
そうは言っても、仕事内容が分かっていない状態で、
「利益をあげろ」と言われても無理な話ですよね?
入社したての頃は、皆同じなんです。
会社に仕事が出来るように、育ててもらっているんです。
それじゃあ新入社員は、お荷物なのか?
そうではありません!
会社で第一線で働いている人も、年々歳を取っていきます。
最終的には労働能力は衰えていくんです。
新入社員を採用して利益をあげられるようになってもらわないと、
会社もいずれつぶれてしまうのです。
俗にいう世代交代ですね。
私は新卒で入社したときは、
「働いているんだから、給料貰うの当然でしょ!」
と思っていました。
この考えは全然間違いでは無いですよね?
至極まっとうな考えです。
ただ、自分の給料が適正かどうかは考えもしませんでした。
それを考え出したのは、お金を管理するようになってからです。
私は新築工事の現場代理人をしていました。
工事を請け負った時点で、工事金額は決まっています。
その中には、もちろん自分の給料も入っています。
単純に考えて、請け負い金額を越えてしまうと、
自分の給料が無くなってしまうのです。
元手が無いのだから、支払えるわけがないんです!
そういう気持ちを持って、仕事に励まないといけないと思います。
会社は将来会社を支えてくれるだろう新入社員に、
投資しているという事になりますね。
この話は新入社員が入ってきたら必ずします。
民間の会社にいる以上、利益追求が最大の目的になるからです。
利益を考えないのであれば、公務員になればいいんじゃないかと思います。
自分の給料は自分で稼いでいるのか?
それとも誰かが稼いだ分で支払われているのか?
これを頭に入れておくことが大事だと思います。
ブラック企業では残業代のカットなどは平気で行っているので、
真の自分の価値に気付かせてくれるでしょう!
甘ったれお坊っちゃんからの卒業
甘ったれとは、自分の価値がわからない人。
自分で利益を上げることが出来ず、人が稼いだお金をもらっている人。
私が働いている会社でも、甘ったれお坊ちゃんがよく入社してきます。
もうすぐ30才になろうかという甘ったれお坊ちゃんです。
言われた事をまずこなすのが、新人が成長する第一歩です。
それと言われたことだけをやるのも間違いです。
いわゆる指示待ち人間ですね。
自分で考えて行動できるようにならないと、
いつまで経っても人に顎で使われる人間になってしまい、
いつまで経っても簡単な雑務は、全て押し付けられてしまうようになるのです。
私は今、ビル管理会社で機器点検を仕事としていますが、
点検に行くのに工具を持ってこない人もいます。
(ドライバーなどの点検工具は支給されてます。)
停電作業があるのが分かっていても、ペンライトひとつ持ってこない人もいます。
(ペンライトも支給されてます。)
「何で持ってこないの?」と聞くと、
「言われてないから... 」
...
... ...
違うよー!
あなたの仕事は点検することで、現場に来るだけじゃ無いですよー!
こういう人は、意識を変えないとずっと人に付いて回るようになります。
ドラクエ状態ですねf(^_^;
だいたい業務内容知ってて入社してるのに、
「そりゃねぇよー」って思ってます。
「じゃあ何をしてもらおうか」って考えるんですけど、
荷物運びくらいしか任せられないんですよ!
そうなると「給料払いすぎじゃん」ってなるんですよね。
アルバイト雇った方が全然いいって事になっちゃいます(^-^;
ブラック企業ではそんな甘ったれは通用しません。
もしそうだとしても甘ったれから卒業させてくれるでしょう!
松下幸之助が「役に立たない人間はおらん!」
という名言を残しています。
あなたが役に立たないと思っているだけで、指導の仕方が悪いのだと...
言ってることはわかりますけど、意識の低い人に指導するより、
新たにやる気のある人を雇った方が早いと思うんですよね。
…というような流れにならないように……
ブラック企業に入社したとして、そこに骨をうずめない!
そのまま在籍するのは正直きつい!
ある程度甘えが取れた時点で、転職しましょう!
職種は違えど、そこで覚えた仕事に対する姿勢は次に必ず活きます。
そこにブラック経験の無い人がいれば、
「何を甘っちょろいことを…」と思うことでしょう。
環境が人を育てます。
ブラックを乗り越えたあなたは、偏差値50以上のスーパーサラリーマンです。
ブラックを経験して普通の会社入ると天国になります。
周りがしんどいと言っていることも、普通の出来事に感じます。
いつも通り業務をこなすだけで、「出来るヤツ」の称号を得られるんです。
今までの地獄がウソのような天国が待っています(笑)
それは誰が何と言おうと、ブラック企業のおかげなのです。
まとめ
いろいろ、あーだこーだ書きましたが、私の履歴書みたいなもんです(笑)
新卒でなかなか内定を貰えず、焦って施工管理会社に就職。
毎日始発終電で、時間外労働の時間なんて計算したことが無い…
将来が心配になり、転職する。
今までの勤務形態に比べれば天国で、
普通に仕事しているだけで評価が上がっていく。
甘ったれお坊ちゃんから意識を変えてくれたのが、ブラックでした。
今ではブラックに最初に入って良かったと思っています(笑)