「エネルギー管理士試験について知りたい」
「エネルギー管理士試験の勉強方法が知りたい」
こんな悩みを解決する記事になっています。
エネルギー管理士試験は難しくない
たま~に仕様書の縛りに使われている「エネルギー管理士」
かっこいい肩書ですよね!
ですが、実際のところあまり役には立たない資格です。
あっ... 私にとっては、ですけどf(^_^;
工場とかに勤務する方には必要だったりするんですが、
1人持ってればOKなんで需要はそれほど高くないです。
試験を受けた印象と勉強法を紹介します。
これを読んで実践すれば、合格間違いなしです!
エネルギー管理士試験概要
受験には条件がいる?
受験資格の縛りはありません!
電験同様、誰でも受験することが出来ます。
受験費用と試験日
受験費用は、17,000円と高めです。
受験の申請期間は5月から6月の中旬で、試験日は毎年8月の第1週です。
エネルギー管理士には2種類ある
熱分野と電気分野がありますが、
どちらに合格してもエネルギー管理士です。
個人的には電気分野を受験した方がいいと思ってます。
合格率は熱分野の方が圧倒的に高いですが、
電気分野は電験三種に絡む内容が多いので、
電験三種と同時に勉強していけば、理解も早まるからです。
エネルギー管理士試験科目別の印象
この試験も科目合格があります。
電験三種と同じですね。
1.エネルギー総合管理及び法規
法令と簡単な物理の問題なので、とにかく過去問をやれば合格できます。
法規に関しては、初めて知ることが多いと思いますので、
勉強量がそのまま得点に繋がりますね。
2.電気の基礎
電験三種の理論と同じです。
これもとにかく過去問をやれば合格できます。
後程紹介しますが、16年分の過去問をまとめた問題集があります。
私はこれだけで合格出来ました。
ほとんど似た問題しか出ないんですね(-_-;)
3.電気設備及び機器
電験三種でいう電力と機械の問題が出てきます。
ここが一番つまづく科目かも知れないですね。
電験でも機械は曲者科目として知られていますから…
4.電力応用
唯一選択問題がある科目です。
電動力応用を必須問題として、
他は「電気加熱」「電気化学」「照明」「空気調和」から2問選択します。
4つの中から3つ選んで勉強するのがいいでしょう!
問題を見て確実に出来る問題を選べますからね。
私が選んだのは「空気調和」と「照明」です。
ビル管であれば「空気調和」は分かりやすいですし、
「照明」は照度計算で得点を稼げます。
エネルギー管理士試験の印象
難易度としては電験三種と二種の間と言われてますが、
私の中では電験三種の方が難しいです。
エネルギー管理士は過去問だけで合格できましたから...
高校物理の基礎みたいな問題が出て、引っかけ問題か?と疑ったほどでしたf(^_^;
対して電験三種は以前の記事にも書いた通り、
過去問だけでは合格は難しいです。
電験三種と明らかに違う点は、電験三種は5者択一なのに対して、
エネ管は1つの問題に対して、10個ぐらい選択肢があります(-_-;)
それと計算問題においては、
計算結果の値をマークシートの数字で答える問題もあるので、
ヤマ勘では、ほぼ100%正解出来ません!
ビル管理においてのエネルギー管理士の立ち位置
仕様書の条件に記載されることが多くなりました。
私の場合、「資格があっても仕事は出来ない」という考えがあります。
事実、それを痛感しています。
資格を持っているより、実際に経験している人の方が役に立つ。
それは紛れもない事実です。
ビル管理においてのエネルギー管理士の立ち位置は、
仕事をするために取る資格という感じです。
資格を持っていれば採用され、
自分の思うようにエネルギーを管理できますからね。
昨年度より光熱費を削減できれば、これほど面白い仕事は無いでしょう!
エネルギー管理士試験勉強に使用した書籍
私はこれで合格しました。
使用したのは、この1冊のみです(笑)
時代の流れか、私が使った16年分の過去問題集が見つからなかったので、
同じオーム社さんから出ている過去問題集です。
2020年版 エネルギー管理士(電気分野)過去問題集 [ オーム社 ]
問題は解けば解くほどいいので、12年分収録されているのがこちらです。
エネルギー管理士試験まとめ
結論を言えば、過去問をやれば合格できます。
それと、他の方のブログにもありますが、
電験三種と一緒に勉強するのが良いです。
私も一発で全部の科目を合格できたわけではありませんが、
最終的には今回紹介した方法で合格しました。
科目合格制というのは、非常にありがたいシステムですね。