インバーターは電動機の始動用や速度制御に使われている機器です。
そのインバーターが全く動かなくなったので交換しました。
「さぁ動かそう!スイッチオン!」
…
……
「あれ?」
「動かないよ?」
外部入力で始動をかけても0Hzから周波数が上昇しません!
「どうすればいいんだー!」
こんなお悩みないですか?
私がやった設定方法を紹介します。
これでもう「機器が動かない」から脱出できます。
三菱インバーターの設定方法
今回の記事は、機器交換は省いています。
機器交換は、
「取付けてあったものを外して、そこに新規の物をつける」
これだけなので、特にどうやるか調べるまでもないですよね?
唯一の注意点としては、古いインバーターは廃番になっている為、
交換するとしたら後継機という事になります。
電線の端子位置が違うので、外す前に番号を控えるようにしましょう!
手順①:「MODE」と「PU/EXT」 を長押しする
手順②:運転モードを選択する
手順①の作業で「79---」というのが表示されます。
これは運転モードの選択になります。
今回は外部入力による(遠方での)運転で、
周波数制御は行わないので、
ジョグダイヤルを回して「79--3」にします。
表示が「79--3」の状態で「SET」ボタンを押します。
手順③:運転周波数を設定する
いくつの周波数で運転するかを設定します。
「MODE」を一回押します。
すると、「P. 数字」が表示されるので、
ジョグダイヤルを回して「P. 2」に合わせます。
これは下限周波数の設定項目です。
「SET」ボタンを押します。
ジョグダイヤルを回すと数字が動きますので、
設定したい周波数の数字にします。
今回は、始動用のインバーターだったので、
商用の50Hzにしました。
手順④:手元で運転する
手元で運転信号を入れて運転を確認する。
試行錯誤して他の設定も変えたりしてたから、もしかして動かないかも…(^-^;
まとめ
今回はインバーターは制御用では無く、
始動用でしか使っていなかったので、特に他の設定はいりませんでした。
しかもスターデルタの別始動付きの盤だったので、
本来取替える必要もありませんでしたけどね(^-^;
そもそも何で冷却塔のファンにインバーターつけるんだ?(笑)
始動方式が2つもあるなんて過保護過ぎでしょ!
盤の内部は通電している状態なので、感電にはくれぐれも注意してください!
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