nayoro_urawaのブログ

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「ポンプロック!」「吐出圧が出ない!」ポンプトラブルと対処方法

「ポンプでトラブルに見舞われたことありませんか?」

 

トラブルに出会った時、「メーカーを呼んで調査する」では、

修理までに時間がかかってしまいます。

出来るだけ自分で対処できれば、自分に付加価値をつけることができます。 

 

今回は、私が出会ったポンプのトラブルとその解決方法を記事にします。

 

この記事を読み終わった頃にはポンプのトラブルの大半は解決できるでしょう。

 

スピーディーな対応でお客さんからの評価は鰻登り間違いなしです!

 

 

ポンプのいろいろ

ポンプは用途に応じて呼び名が変わります。

この記事では種類ではなく、用途に応じた名称で話を進めていきます。


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空調ポンプ

冷温水ポンプや冷却水ポンプのことです。

この記事では揚水ポンプのこのカテゴリに入れます。

要するに陸上ポンプです。

排水水中ポンプ

湧水排水ポンプ、雑排水ポンプ、雨水排水ポンプ、汚水排水ポンプのことです。

加圧給水ポンプ

上水加圧給水ポンプや中水加圧給水ポンプのことです。

 

空調ポンプのトラブルについて

空調ポンプのトラブルはその名の通り空調にそのまま影響します。

これが故障すると、冷暖房は出来ないと思ってください。

ポンプエア噛みを直すには?
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ポンプ内に空気が入ると、水を送ることが出来なくなります。

ポンプは回転で得た真空に、水を吸い寄せて水を送ります。

空気が入ると真空が壊されるので水を吸い寄せられ無くなります。

どうやって直すか?

手順①:ポンプの吐出配管のバルブを閉める。

手順②:手動でポンプを運転する。

手順③:バルブを少しずつ開けていく。

圧力計と電流値に注意!

一回で空気が抜けないなら、何回も繰り返す!

何回もやれば、いずれ抜けます。

機械室に設置されている場合はエア抜きバルブがあると思いますので、

そこで抜くのもあり。

ただ最後に閉め忘れのないように!

 

エア噛みの原因には落水もあります。

ポンプの吐出配管には逆止弁がついています。

これがないと自重で落水し、ポンプ内に空気が入ってしまうのです。

逆止弁が故障していると、ポンプが停止するたびに空気が入るので、

ずっと運転しておくしかなくなります。

電気代がかかってしまうので早期修理が必要になります。

 

ポンプロック時には?

特に冷房イン時の冷却水ポンプロックは高い頻度で起こる

ポンプのインペラ部が錆びて固まっていることが多い。

対応策と言えば

「水を抜かない」や

「暖房時でも時々まわす」

がありますが、もしロックしてしまった場合の対処法は、

「パイプレンチでシャフトをまわす」

ちょっと回るようになったら運転してみると普通に回るようになります。

これは一時しのぎで、また1年後には同じくポンプロックします。

1度ロックしたポンプは設置から何年も経過しているものが多いので、

別の対応策を考えないと、そのうちモーターのコイルが焼き切れて

本当に動かなくなります。

長持ちさせるにはオーバーホールが有効です。

分解して錆び部分も削って掃除すれば元に戻ります。

オーバーホールも安くはないので、

本体交換と金額を比べて決めた方が良いですね。

 

ポンプ内から異音がしたら?
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ポンプには回転するシャフトを受けているベアリングという部品があります。

ベアリングは消耗部品なので使っていれば、壊れてしまいます。

ベアリングの異音はよくあります。

オーバーホールの項目に入りますが、

オーバーホールは機器を分解して消耗品を取り替える修理方法ですが、

一朝一夕で出来るものではありません。

ベアリング自体は安いですが、技術料が高くなります。

 

インペラの破損も異音がします。

異音というより全く軸が回りません(^-^;

こうなるとポンプ丸ごと交換ですね(-_-;)

 

グランドからの漏水

グランドパッキンはケーシングとシャフトの隙間に取り付けられ、

封水の役割があります。

シャフトは回転していますので熱を持ちます。

その冷却のために、グランドパッキンから少し水が漏れるように調整します。

調整方法はナットを閉めるだけなので簡単ですが、

グランドパッキンは消耗品なので、使っていれば無くなっていきます。

無くなっていけば隙間が多くなり、水が大量に漏れるようになってしまうのです。

そうなったらパッキンの交換しかないので交換しましょう!

ナットを緩めて古いパッキンを取り出し、

新しいのを入れてまたナットを締めるだけなので簡単です。

 

排水ポンプのトラブルについて

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排水ポンプのトラブルで多いのが、

「過電流での停止(サーマルトリップ)」と

「絶縁抵抗の低下」です。

排水ポンプが故障すると、マンホールから水が溢れてきますので、

放ってはおけないトラブルですね。

 

過電流での停止(サーマルトリップ)

過電流での停止の原因はポンプに何かが詰まった時に起こりやすいです。

ポンプの設置場所に行って確認し、

詰まったものを取り除くのが確実ですが、

それが出来ない場合は逆回転させるのも手です。

逆回転のさせ方は簡単です。

電源の線が3本あるので、その内2本を入れ替えれば逆に回転します。

しばらく動かしていなくて、サーマルトリップしている原因が、

「粘り気がある物や固形物があるだろう」と想像できる場合は、

何回か動かしていれば、故障を解消することが出来る場合もありますが、

コイル焼損の恐れもあるので、あまりお勧めできません。

 

絶縁抵抗の低下

基本的に水中にあるので絶縁抵抗は下がりやすいです。

内線規定上、動力の場合0.1MΩ以上という規定がありますが、

1MΩになったら要注意です。

そこから0.1MΩ以下になるまでのスピードが早いからです。

排水水中ポンプは排水槽内にジョイント部があったりするので気を付けましょう。

ポンプの絶縁が低下していると思いきや、

排水槽内にあるジョイントボックス内が水浸しになってしまい、

絶縁不良になっているケースがあります。

その場合、ポンプの絶縁劣化ではなく電源ケーブルの絶縁劣化なので

ボックス内の水を抜くだけで絶縁抵抗は回復します。

ポンプ自体が絶縁不良になったら交換しか手立てがありません。

同じものを購入して取り替えるだけなので、それほど難しくはないですね。

ポンプを購入するときに電源ケーブルの長さも指定できるの、

で余裕を持った長さで購入するようにしましょうね。

 

加圧給水ポンプのトラブルについて

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加圧給水ポンプでよくあるトラブルと言えば、

インバーター異常」です。

これに関しては、最後まで追求したことが無いので、よく分かりませんf(^_^;

大抵リセット押せば復旧しちゃいますからね... 

「起動回数異常」とかも同じですね... 

「膨張タンク異常」も過去に1度だけありました。

密閉式の膨張タンクの圧力が無くなり、

起動回数が異常に多くなっていて気付きました。

同じ膨張タンクを購入してそのまま交換すれば直りましたね。

加圧給水ポンプはメーカーさんにお任せするのが一番です。

 

最後に

ポンプは建物管理・運営をする上でとても大切な機器です。

空調ポンプが壊れれば冷暖房が出来なくなり、

排水ポンプが壊れれば水浸しになる危険がある。

加圧給水ポンプが壊れれば、水道から水が出なくなり、

トイレの水も流れなくなります。

基本的に単独での設置は少ないので、

「1台が故障したら他の機器で運転して早めに修理する」

がマストになります。

対応機器が全部故障すると、

上記のようなナイーブなトラブルに発展してしまうので、

すぐに直すことが重要になってきます。

水のトラブルは怖いですね(-_-;)

 

 

 


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