第二種電気工事士の筆記試験に合格したよ!
それじゃ次は技能試験にゃね
んん~、そうなんだけど複線図がね…
みんながつまづくポイントだからね
でも安心するにゃ!電気工事に精通している管理人が簡単に書ける複線図の手順を解説してるにゃよ
「第二種電気工事技能試験に合格したい」
「複線図を書けるようになりたい」
「複線図がイマイチ分からない」
「複線図を簡単に欠ける方法が知りたい」
こんな悩みを解決できる記事になっています。
複線図作成手順をマスターして一発合格を目指しましょう。
【第二種電気工事技能試験】複線図がスラスラ書ける!手順を覚えて一発合格だ
第二種電気工事士の技能試験で多くの人がつまづくのが複線図です。
複線図は電気工事の基本中の基本。
なので複線図が書けないと100%落ちます。
ですが逆をいえば、
複線図が書ければ8割完成していると言えます。
なので技能試験の望むにあたってまずやることは、
複線図を書けるようになること
なのです。
本記事には
「複線図作成の基本手順」と「令和4年度の公表問題を例にした作成手順」があります。
サクッと知りたい方は、目次で飛んでね。
- 【第二種電気工事技能試験】複線図がスラスラ書ける!手順を覚えて一発合格だ
- 【第二種電気工事士技能試験】複線図作成のコツは1つだけ
- 複線図作成の基本手順
- 例題として令和4年度の公表問題1の複線図を書いてみよう
- 令和4年度公表問題1複線図書き方手順1:各器具、電源を配置する
- 令和4年度公表問題1複線図書き方手順2:各器具、電源に「+」「-」を記入する
- 令和4年度公表問題1複線図書き方手順3:スイッチとコンセントに電源から「+」線を引く
- 令和4年度公表問題1複線図書き方手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
- 令和4年度公表問題1複線図書き方手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげる
- 【おまけ】施工条件を考慮した複線図
- 第二種電気工事士技能試験合格のための複線図作成手順まとめ
【第二種電気工事士技能試験】複線図作成のコツは1つだけ
私は電気工事で施工図を10年以上書き続けてきました。
図面を書く時には電線が何本必要かというのを考えながら書いていきます。
その業務で一番意識していた基本は、
電気は「+」から「-」へ流れるということです。
これが、複線図作成のコツです。
電気は「+」から「-」へ流れる
です。
問題文に沿って言い換えるなら
電気は「非接地側」から「接地側」へ流れる
です。
これを意識すれば、
- 間違ったスイッチ結線をすることがなくなる
- スイッチを通ったコンセントの結線が無くなる
- スイッチの前に照明に電気が流れることが無くなる
つまり電気工事試験で必要な合格するための複線図を書けるようになります。
このコツは頭に入れておいてください。
複線図作成の基本手順
具体的に複線図作成の基本手順を紹介します。
手順は以下の通りです。
- 手順1:各器具、電源を配置する(ジョイントボックスも)
- 手順2:各器具、電源に「+」「-」を記入する
- 手順3:スイッチとコンセントに電源から+線を引く
- 手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
- 手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげる
この手順を守れば簡単に複線図を書くことができます。
わずか5つの手順で完成できます。
どうですか?
たった5つだけなら出来る感じがしてきませんか?
5つだけなら簡単そうだね
次は実際に公表問題の複線図を書いてみましょう。
例題として令和4年度の公表問題1の複線図を書いてみよう
上図が複線図の完成品です。
当日は電線の長さ種類、色、接続方法の施工条件が追加されます。
今回はそれらは省略させていただいています。
あくまで複線図の書き方の基本手順として活用してください。
丸暗記でもいいですが、公表問題は13問あります。
13問丸暗記は、けっこう大変ですよ。
それなら手順をマスターしましょう。
13問丸暗記より1つの基本手順をマスターした方が合格確率が上がります。
それに本番では施工条件が追加されます。
これだけは当日まで公表されていないので、
丸暗記では少々不安を感じます。
基本手順をマスターしていれば、どんな施工条件が来ても落ち着いて対応できるようになりますよ。
では上図の完成品になるまでの手順を解説していきます。
令和4年度公表問題1複線図書き方手順1:各器具、電源を配置する
手順の部分は赤字表記にしています。
器具と電源は問題と同じ配置に書くようにしてください。
いろんなところに書くと、とっても分かりづらくなってしまいます。
令和4年度公表問題1複線図書き方手順2:各器具、電源に「+」「-」を記入する
手順の部分は赤字表記にしています。
各器具、電源に「+」「-」を記入しましょう。
令和4年度公表問題1複線図書き方手順3:スイッチとコンセントに電源から「+」線を引く
手順の部分は赤字表記にしています。
この問題にはコンセントが無いのでスイッチへだけ線を引いています。
線を引くときはナナメに引くのではなくて、水平垂直で引くようにしてください。
ナナメに引くと後で分からなくなってしまいます。
それとジョイントボックスでは必ず接続するので、接続マークも記入しましょう。
令和4年度公表問題1複線図書き方手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
手順の部分は赤字表記にしています。
ここは複線図作成でも多くの人がつまづいてしまうポイントですね。
スイッチは「-」なのに器具は「+」。
「-」同士を繋いでしまいたくなりますが、スイッチがONすると「+」が流れます。
スイッチの「-」は器具にとっては「+」なんです。
すぐに理解できなくても、問題をこなしていく内に慣れてくるようになるので安心してください。
令和4年度公表問題1複線図書き方手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげる
手順の部分は赤字表記にしています。
さぁ、最後の手順です。残りの「-」を全て一本の線でつなぎましょう。
完成です。おめでとうございます。
おまけに施工条件を追加したものも書いてみましたので、参考までにどうぞ。
【おまけ】施工条件を考慮した複線図
施工条件を考慮した部分は赤字表記にしています。
こんかい仮定した施工条件は、
- 電線長さ
- 器具の接地側の電線は白色とする
- 器具の電源側の電線は黒色とする
- A部での接続はリングスリーブ接続とする
- B部での接続は差込形コネクタとする
です。
電線の色やサイズ、接続方法や長さも複線図に落とし込むとミスが少なくなり合格確率がぐんと上がりますよ。
第二種電気工事士技能試験合格のための複線図作成手順まとめ
もう一度おさらいですが、
- 手順1:各器具、電源を配置する(ジョイントボックスも)
- 手順2:各器具、電源に「+」「-」を記入する
- 手順3:スイッチとコンセントに電源から+線を引く
- 手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
- 手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげる
これで簡単に複線図を書くことができます。
これから公表問題の複線図の書き方を解説した記事も追加していきたいと思いますので、合格に役立ててください。
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