会社に入ると見えてくる派閥。
あなたはどの派閥に入っていますか?
それとも御一人様ですか?
この記事を読むと以下の事が分かります。
- 派閥が出来る理由
- 派閥の必要性
- 派閥のメリット、デメリット
グループの人数が増えると派閥に進化する
仕事をする上で最適な人数は4,5人ではないでしょうか?
意思疎通も取れ、連絡事項もすんなり伝達することが出来る。
誰かが困っているならすぐに話を聞くこともできる。
それが人数がどんどん増えてくると、それもままならなくなります。
10人を超えるともう限界ですね。
久しぶりに顔を合わせる人が出てきます。
こうなると業務に支障が出てきてしまいます。
一番効率のいい少人数グループから、
一番効率の悪い派閥になってしまうのです。
派閥のイメージ
派閥のイメージって何でしょう?
テレビで「半沢直樹」を見る限りだと、
「自分の地位を確立するために、
他派閥の出世の邪魔をすること」ですかね?
…ナニソレ?
時間の無駄じゃないですか…
仕事して利益を出した方が、
よっぽど出世できると思いますけどね(笑)
派閥がある会社に身を置いたことが無いので、正直引きます。
派閥が出来る理由と必要性
派閥が存在する理由は2つあります。
それは
- 仕事の効率化
- 価値観と意識の違い
です。
仕事の効率化
仕事をしていると、数人で取り掛かるプロジェクトが出てきます。
そういった案件を繰り返していく内に、
少数のグループが出来上がります。
そのグループが派閥になっていきます。
ここでは派閥と言うとイメージが良くないので、
グループという事にします。
会社には必ず似た者同士のグループが出来ます。
人は心地よい場所を求めています。
厳しい環境に身を置く人もいますが、
それは心地いい場所があってこそです。
心の底では安らげる場所を欲しているんですね。
同じ仕事に対する姿勢を持っている人や、
他人への配慮の仕方、態度が似ている人同士のグループです。
この方がストレスが無いので仕事が捗ります。
上手く行くんです。
仕事を効率よく進めるにはグループは必須なんですね。
価値観と意識の違い
世界を見ても分かりますよね。
世の中にはいろんな人がいるんです。
まとまるわけ無いですよ(-_-;)
人がまとまるなら、国なんて言うものも存在してません!
地球全体で1つの国、と言うことですよ!
人種や考え方の違いによって、
複数の国に別れ、生活していくことになっていったのです。
思考や生活スタイル意識の違いで、
その場所が心地よいかは、人それぞれと言うことになります。
誰もストレスを抱えて生活したくないので、
安息の地を求めるのは、必然なんですね。
安息の地が派閥グループという事です。
派閥の目的
派閥争いって面倒くさいですよね?
傍から見たら、
「何しに会社に来てるの?仕事しろよ!」
こんな感じです。
新人が入ってくると勧誘が始まります。
「君は今日から○○派の一員だ!」
「はい?何ですか?」
状況も分からない新人にとっては、迷惑な行為ですね。
派閥の目的って何でしょうか?
出世するためですか?
出世してどうするつもりですか?
自分の思い通りに会社や従業員を動かしたいという事でしょうか?
それとも給料がたくさん欲しいとか?
それはサラリーマンですからね、給料はたくさん欲しいでしょう!
でも給料の面で言うなら独立起業をした方が稼げますよ。
派閥を作るのは大人数での安心感と、
自分の居場所を作るためなんですよ。
派閥のメリット
- 仕事効率が良くなる
- 世渡りが上手くなる
- 出世できる
これは昔と今とで大きく変わったことと言えるでしょう。
「出世なんて興味が無い」
これが最近の新入社員の意見です。
なぜこんなことを言っているのか?
私は知っています。
それは、なるべく責任を負う仕事をしたくないと思っているからです。
ですがこれは大きな間違いです。
仕事をしている以上、全て責任は発生します。
そして自分一人の問題では無くなってくるのです。
面倒を見てもらっている上司にも迷惑がかかることになります。
部下である新入社員が、いつまでも仕事にやる気を見せずに、
成長も遅いとなると、部下の指導力不足として、
上司の評価が下がってしまいます。
そんなの自分には関係無いよ!
というスタンスでは、本当に見捨てられる日が来てしまいます。
出世目的で派閥に入るのも良いですが、
きちんと仕事をしている派閥に入るべきですね。
世の中に実力が伴わない役職者はたくさんいます。
恐らく自分の地位を確立するために、
派閥に入ってゴマすりしていたのでしょう。
そんなことをしなくても、普通に仕事をしていれば勝手に出世します。
派閥のデメリット
派閥のデメリットは、
- 仕事以外に力を取られる
- 社内の雰囲気が悪くなる
- 派閥間で足の引っ張り合い
並べると、こんな生産性の無い行動をなんでするの?
こう言いたくなります。
会社員として仕事をしていませんね。
なぜその会社に入ったのか?
目的を完全に見失っていますね。
利益を上げることが会社員の役目ですから、
その労働力を他に使わなければならない派閥には、
デメリットが目立ってしまうのです。
グループができることの利点
これは、先出の派閥のメリットに重なる部分があります。
グループができることの利点は、
- 指揮系統がハッキリする
- 仕事の進捗を管理することができる
- グループ間の競争が生まれて成長する
グループができることは、悪いことではないんです!
むしろいい事ですね!
ストレスフリーで仕事が出来る少人数のグループは、
もっとも効率よく業務をこなすことが出来ます。
それは少人数であるが故に、
全員が最終目的地に目を向けて行動できるからです。
それが派閥のような大人数になってしまうと、
余計な感情が芽生えてしまいます。
こんな上司に要注意
出来れば派閥なんかに入りたくないですよね?
それにはいい上司に恵まれるしかありません!
器に小さい上司の下につくとロクな目に合いませんからね。
こんな上司には要注意です。
- 自分の部下の事を自分で○○チルドレンと言う
- 勝手に○○派と吹聴する
- 自らグループや派閥を作ろうとする
- 部下の成果を横取りして報告する
- 使えない人間は切り捨てる
- その上教育はしない
- パワハラ体質
- 他部署の文句を言う
こういうタイプの上司は派閥を作りたがります。
不安で仕方がないんです。
自分の存在を示せるのは、これしかないと思っています。
可哀想な人なんですね。
同情は無用です。
あなたまでダメになってしまうので、
一刻も早く抜け出しましょう!
会社内に派閥が出来る理由とその必要性まとめ
- グループから派閥に進化する
- 仕事の効率化や価値観や意識の違いから、グループは必ずできる
- 派閥の目的は自分の居場所を見つけ、安心感を得る事
- 派閥は出世や世渡りが上手になる
- 派閥は本来の仕事から逸脱した業務がある
- 一番効率が良いのは少人数グループ
- こんな上司がいる会社は危険
派閥は良くも悪くもあります。
作るなら少人数のグループをたくさん作った方が、
会社のためにも従業員のためにもなります。
そしてグループが合わさらないように、
見張っておく必要がありますね。